トラッククレーンの歴史　

トラッククレーンって何？

トラッククレーンとは、トラックシャーシにクレーンを搭載した特殊車両です。
車全体がクレーンの機能を持ち、トラックシャーシに直接運転席とブームや旋回部分が取り付けられているものを積載形トラッククレーンと呼びます。

積載形トラッククレーンにも様々な種類があり、建設現場で利用される大型のホイールクレーンと通常の2t(トン)トラックキャビンや4t(トン)トラックキャビンと荷台の間に小型クレーンを搭載したタイプは、キャブバック型に分類されます。

クレーンの操作はトラックの重さや大きさによって異なり、自動車免許（普通･中型･大型）とクレーン免許が必要です。
また、クレーンの大きさにより異なる資格が必要となります。
トラッククレーンは建設現場の他にも、自衛隊車両や消防車両にも利用されています。

これらの車両は専用のクレーン販売会社のカタログなどから購入できるので、トラッククレーン販売をしているメーカーに依頼して購入することになります。
メーカーは自動車メーカーからシャーシの提供を受け、それぞれのタイプによりカスタマイズされ生産されます。

販売会社は一般の購入者はほとんどおらず、クレーンを使用する建設業や電気工事を行なう業者、自衛隊や消防署などの公的な機関や広域で活動する企業・団体が多いです。

日本のクレーンは海外でも大活躍

トラッククレーンは日本国内のみならず、海外でも広く活躍しています。
欧米に比べて経済成長が遅れている東アジア諸国では、近年、先進諸国が生産の拠点を求めて、開発を進めることで経済成長が著しくなり、新興国市場においても日本国内で生産・輸出されるトラッククレーンは大きく活躍しています。

現在では、1900年初期ごろにアメリカで開発が進んだクレーンよりも、日本製のクレーンが性能や耐久性面で世界的な評価を受けています。