10t(トン)ダンプトラックの最小回転半径について

10t(トン)ダンプ

トラックを積載量で分類した場合、10t(トン)トラックに分類される車両があります。
さらにその中に、10t(トン)ダンプトラックと呼ばれる車両が存在します。

10t(トン)ダンプトラックは非常に大きな車体なので、普通自動車免許では運転ができません。
運転するためには、大型自動車免許が必要となります。

10t(トン)ダンプトラックが活用されている場面として、例えば土や砂利、各種廃棄物などを積載したり、冬期に多くの積雪がある地域では、除雪用としても活躍しています。

最小回転半径とは

各自動車には最小回転半径というものが計測されており、車種ごとに公表されています。
最小回転半径とは、車体を動かして回転させた際、ハンドルを全開に切った状態で回ることのできる数値です。

一般的な道路で例えれば、Uターンをするときや、敷地内で車両を転回させる際にも用いられることがあります。

10t(トン)ダンプトラックの場合、車種によって数値は変わりますが、平均すると約6.6メートル程度に設定されています。

一般的な乗用車と比較をしてみると、コンパクトカーなどでは5メートルと少し程の最小回転半径なので、飛び抜けて大きいということはありません。

その理由として、トラックの構造が挙げられます。
一般的な乗用車の場合は、前輪が運転席の前に位置しますが、トラックの場合は真下に位置することがメリットとされています。

しかし、トラックを運転する上では、視界不良となってしまうことも多いために、常に安全運転を行うことが必要です。