アピトン材
トラックの荷台の材料にも使われるアピトン材とは

用途と特徴
木材の種類の中にはアピトン材と呼ばれているものがあります。
アピトン材は主にアジアの南方地域で産出されているものが殆どで、単にアピトン材と言っても70種以上の品目が確認されています。
一般的に、木材の表面の木目は特に色調に優れているとは言えないですが、素材は硬くて丈夫なことでも知られていて、耐久性や耐候性、そして耐水性に非常に優れている木材として様々なシーンで活用されています。
輸入量も非常に多いアピトン材ですが、その利用目的としては、例えば住宅を建てる際に土台として用いることも多く、柱や梁として利用することにも適しています。
さらに床材としてフローリングのように施工されることもあり、ウッドデッキのように屋外で使用することに関しても好都合な木材として認知されています。
意外な用途
また、一般的にあまり知られていない使用方法として、トラックの荷台にも利用されることがあります。
トラックの種類によっても異なりますが、後部の荷台部分の床面に木材が使用されているものを目にすることがあります。
この素材としてもアピトン材が活用されていて、多くのトラックで実際に利用されています。
トラックの場合、荷台部分にフローリングのように敷き詰めることによって、金属部分が腐食してしまうことを防ぐ役割りを果たしたり、荷物などを積み込む際に、金属製の床面と比較しても、傷などを付けてしまうことがなく、快適に利用できるというメリットがあります。
また、耐水性に優れている木材なので、水などをこぼしてしまった場合であっても、特別な処置をせずにそのまま利用することが可能とされています。
トラックの場合では、後から施工することも可能とされており、さらに使い道の幅が広がります。
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